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2010年11月10日 石山寺縁起絵巻を読む(大津の浜の情景-洗濯・店・紡錘・猫-) [石山寺縁起絵巻]

2010年11月10日 石山寺縁起絵巻を読む(大津の浜の情景-洗濯・店・紡錘・猫-)
11月10日(水) 晴れ  東京 18.9度  湿度 32%(15時)

8時、起床。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
朝食は、ソーセージパンとコーヒー。

化粧と身支度。
黒地に白で草花文?のチュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショートブーツ、黒のトートバッグ。
黒のカシミアのショール。

9時50分時、家を出る。
駅前のコンビニでレジュメの印刷。

午前中、自由が丘で講義。
『石山寺縁起絵巻』(近江・石山寺の由来と歴史を描いた鎌倉時代末期の絵巻物)の解読。
巻2の第4段、『万葉集』の訓読事業を命じられた源順(したごう 911~985)の話。
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琵琶湖湖畔、大津の浜を行く源順の一行の背後に描かれている民家の様子を読み解く。
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↑ 畝をたてて野菜を栽培している菜園。
なかなか管理が行き届いている様子。
季節は夏~初秋、植えられているのは何?
放射状に広がった葉は、菜っ葉? それとも大根?
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↑ 自宅前の道端で洗濯する女性。
足踏み洗濯ではなく、曲げ物の桶で手洗い。
まだ洗濯板は発明されていない。
井戸端ではない。
水は、目の前の琵琶湖から汲んでいる?
裸ん坊で這い這いしている子供。
これは古代中世には一般的。
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↑ 仮設の棚に果物を並べて売っている店(たな)。
並んでいる果物、左は縞瓜?、右は梨?、奥の赤いのは葡萄?
棚の上には、草鞋(惰円と丸型の2種類)が吊り下げられている。
いかにも街道沿いの店らしい。
2-4-8 .JPG
↑ 糸(麻糸)を紡ぐ年配の女性。
紡錘車を回して糸に撚りをかける作業。
座った足もとに置かれている2つの器具(木製)の使い方がわからない(紡錘車に回転を与える道具らしい)。
糸車はまだ発明されていない。
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↑ 差し上げ窓から、往来の行列を望む父親と息子?
室内は板張りの高床。
戸口には紐で繋がれた虎縞の猫。
赤い首輪をしている。
2-4-11.JPG
↑ 道端に積まれた大量の石。
平らなものが多い。
なぜここに積まれているのだろう? 
用途不明、道路などの敷石用材だろうか?
2-4-10.JPG
↑ 湖岸にもやわれた舟。
少し手を加えているが、基本構造は丸木舟。

読み解けないものが多く、勉強不足を痛感。

で、残りの時間、「日本古代・中世の猫」について話をする。
 
12時、終了。

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