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2010年12月28日(火) 2010年の仕事 [仕事リスト]

2010年12月28日(火)  2010年の仕事
12月28日(火)

いよいよ押し詰まってまいりました。
今年の仕事をまとめてみました。

書く方は、共編著1冊、論文1、論考2(1つは着物関係)、講演録1でまずまずかな。

話す方は、今年もあちこちからお声をかけていただき、講演が2回、ゲスト講義が9回、公開座談会が2回。
とりわけ着物関係で2回、お話できたのがうれしかったです。

研究面では、昭和期大阪の男色(女装)文化の流れをほぼ跡付けることができたのが、大きな収穫でした。
来年は、これを論考にまとめないと・・・。

今年の思い出は、麻品新聞夕刊の1面に載ったことと、初めて学術系の賞(橋本峰雄賞)をいただいたこと、それと、久しぶりのテレビ出演(NHK国際放送)。

新年早々、『週刊金曜日』に、弁護士の日隈一雄さんとの対談が載ります。
論文も既に書きあがっているものが1つあるのに加えて、最低でももう1本を予定しています。

来年は、2冊目の単書の刊行に向けて、もう1段のステップアップを目指そうと思っています。

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【編共著】
1月 井上章一+斎藤光+澁谷知美+三橋順子『性的なことば』(講談社現代新書2034)

「まえがき(黄金の茶釜)」「性転換」「SM」「女王様」「四十八手」「数の子天井・みみず千匹」「モロッコ」「人工女性・文化女性」「シーメール」「純綿・純女」の10項目を担当
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【執筆】
3月 「トランスジェンダー(性別越境)観の変容 -近世から近代へ-
  (大阪府立大学 女性学研究センター 第14期女性学連続講座『ジェンダーを装う』)

3月 「日本におけるトランスジェンダー文化の現状」
(国際シンポジウム2010報告・論文集『着衣する身体と異性装 -日・タイの比較-』大阪大学武田佐知子研究室)

4月 「銘仙とその時代」
  (『ハイカラさんのお洒落じょうず -銘仙きもの 多彩な世界-』日本きもの文化美術館)

12月 「トランスジェンダーをめぐる疎外・差異化・差別」
(シリーズ「差別と排除の〔いま〕」第6巻『セクシュアリティの多様性と排除』(明石書店)

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【講演・ゲスト講義・研究報告】
1月8日 チュラーロンコーン大学&大阪大学共同開催シンポジウム「着衣する身体と異性装 -日・タイの比較-」研究報告
「日本におけるトランスジェンダー文化の現状」
 
1月14日 早稲田大学オープン教育講座「きもの学2009」講義
「銘仙の社会史 -秩父銘仙を中心に-」

1月21日 早稲田大学理工学部「越境する文化」ゲスト講義
「性別越境と日本文化 -トランスジェンダーと芸能の視点から-」   

3月7日 関西性慾研究会 研究報告
「おかま、おかめ、カクサイボーイ、レンコン -プランゲ文庫の戦後男娼資料から-」

3月14日 さらだ企画Vol.4 トークライブ
「テレビの中の性的マイノリティ」

4月25日 関西性慾研究会 研究報告
「武田麟太郎『釜ケ崎』を読む-近代大阪の男色文化解明に向けて-」

4月28日 獨協大学全学総合講座「多文化社会のメディア・リテラシー」ゲスト講義
「テレビにおけるトランスジェンダーと表象(1)」

4月29日 全国キリスト教学校人権教育セミナー委員有志(フィールドワーク)
「新宿、性社会史ツアー -江戸から現代まで、ヘテロセクシュアル、ホモセクシュアル、トランスジェンダーが織りなす新宿の歴史地理-」

5月12日 獨協大学全学総合講座「多文化社会のメディア・リテラシー」ゲスト講義
「テレビにおけるトランスジェンダーと表象(2)」

6月23日 麗澤大学外国語学部「日本文学概論A」(岩見照代教授)ゲスト講義
「きものと近代文学」 

6月26日 日本きもの文化美術館 開館二周年記念講演
「銘仙とその時代 -夏銘仙を中心に-」

7月12日 早稲田大学教育学部「英文学と映画とジェンダー」(木村晶子教授)ゲスト講義
「性を考える-トランスジェンダーと同性愛を中心に-」

7月17日 国際日本文化研究センター「日記の総合的研究」共同研究会(倉本一宏教授)研究報告
「『台記』に見る藤原頼長のセクシュアリティの再検討(序説)」

8月8日 「第49回日本SF大会2010  TOKON10」公開座散会
「(座談会)『男の娘(こ)現象』を考える」

10月17日 dislocate主催「メディアクションズ:メディアによる活性化」トークライブ
「ジェンダー・セクシュアリティの媒介」

11月1日 群馬大学医学部 「医の倫理学 講義・実習」(服部健司教授)ゲスト講義
「性別を越えて生きることは『病』なのか?-「性同一性障害」問題を考える-」

12月8・10日 東京経済大学現代法学部「ジェンダー論入門b」「ジェンダー論b」(澁谷知美准教授)ゲスト講義
「トランスジェンダー『三橋順子』ができるまで」

(レギュラー講義)
10~12月 多摩大学経営学部「トランスジェンダー論」(11回)
10~12月 都留文科大学「ジェンダー研究1」(11回)

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【テレビ出演】
2月3日  NHKワールド「Boys Will Be Boys?」
NHK国際放送のニュース番組の「女装」特集にコメント出演

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【紹介記事】
1月 「きれいならOK?「女装男子」急造」
(『SANKEI EXPRESS』2010年1月4日号 産経新聞社  コメント掲載

1月 「トランスジェンダー 三橋さんが日本の現状を紹介-男性による女装がブーム-」
(『バンコク週報』1411号 1月25日~31日 バンコク週報社)

2月 「[ブックレビュー]日蔭の存在だった「性」とそれに関わる「ご禁制言葉」を英知を集めて徹底解説『性的なことば』(評:田丸久美子)」
(『週刊現代』2010年2月20日号 講談社)

2月 「〔今週の必読〕甘酸っぱい記憶に彩られた「日の目を見ない」言葉に命を!『性的なことば』(評:松沢呉一)」
(『週刊文春』2010年2月25日号 文芸春秋社)

2月 「性の文化の歴史にスポット『性的なことば』(評:二宮清純)」
(『日本経済新聞』2010年2月24日夕刊 日本経済新聞社)

3月 「『性的なことば』」
(『朝日新聞』2010年3月10日朝刊 朝日新聞社)
3月 「目利きが選ぶジャンル別3冊・近現代史 『女装と日本人』」(評:原武史)
(『新書大賞2009』 中央公論新社)

4月 「[週刊図書室]カリーナEDとバイアグラの関係は 『性的なことば』(評:中沢孝夫)」
(『週刊朝日)2010年4月16日号 朝日新聞社』

4月 「テレビの中の性的マイノリティ “おかま”演出に差別が」
(『しんぶん赤旗』2010年4月14日号(くらし・家庭欄)日本共産党)

6月 「夏銘仙の歴史紹介 着物文化専門家が講演 特徴、バリエーション解説」
(『福島民友』2010年6月28日号 福島民友社)

8月 (共同通信配信)「ニッポン解析:女装楽しむ『男の娘(こ)』」 コメント掲載
(『神戸新聞』2010年8月21日、『京都新聞』2010年8月25日など)

9月 「ミュージアム回廊64 日本きもの美術館」  コメント掲載
(『河北新報』2010年9月5日 河北新報社)

9月 「ニッポン人脈記:男と女の間には(13):違いがあっていいんだよ」
(『朝日新聞』2010年9月30日夕刊 朝日新聞社)

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【その他】
7月10日 「化粧男子宣言!2010」審査員

12月5日 『女装と日本人』が橋本峰雄賞(社団法人 現代風俗研究会)を受賞


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